藤原新也写真展

京都何必館(かひつかん)にて。11月29日に行ってきた。
私の藤原新也好きは、インドのジャイサルメールで『印度放浪』を読み、とても感動したことに始まる。
その本自体インドを放浪していて、開くとインドの匂いがするような気がした。
写真展ではその『印度放浪』に載っていた写真は勿論、世界の様々な場所の写真を見ることができた。
まず何必館という建物がとてもおもしろいつくりで、また足を運びたいなという気にさせられた。 
5階の工夫には、やられた、と思ったねぇ。
そして最も印象に残らざるを得なかったものは、何といっても藤原新也氏の顔だろう。
サイン会の日に行ったのだ。私の整理番号は49番。
写真集にサインをしてくださって、そのまま顔をじっと見て顔の絵をそこに描いてくださった。
自分が好きな作家さんにじっと顔を見てもらうという経験はそうそうない。
写真展から日が経つにつれて、そのときの藤原氏の表情ばかりが思い出される。
人の目の持つ力とはすごいものだ。

石川くんの講演会で会ったAくんと再会。
こういうのっていいものです。