野中章弘氏講演会めも 

『アフガン・イラクで伝えていない!!−戦争報道を検証する−』
アジアプレス代表のジャーナリスト野中章弘氏の講演会が同志社であった。
メディア・リテラシーの浅野ゼミで主催しているものだそう。
いかにマス・メディア報道が虚偽に満ちているかを知らされた2時間だった。
印象に残った野中氏の言葉は
①事実はひとつであっても真実はひとつではない。
②中立・客観報道というものはない。
 すべては主観的である。→『どんな主観であるか』が大切
 →ジャーナリストに必要なものは主観の確立であり、自分の規律。

③今後大事なのは思考の筋肉をつけること。
 活字を読んで自分の頭で消化すること。活字を咀嚼せよ!

以上とりあえず簡単なメモメモ。
ジャーナリズム論から出ず政治などにはあまり派生しなかったのはやや残念。まあ2時間じゃ無理かな。

聴講していた客層は学生からおじいちゃんおばあちゃんまで。
会場はそんなに大きい教室ではなかったが、一杯になった。
ピースウォークの人たちが数名いて、質疑応答時に、その中のひとりの女性が『ブッシュは市民を殺戮している』とプリントされた上着を野中さんにアピールした。
ひとつの事件にはいろいろな見方がある。
私も自分の立場を考えたい。